どういうわけか、私は出身地を聞かれたことないです。血液型も答えるとみんなが納得する。出身は大阪、血液型はB型、そう答えると、変な人のくくりに入れられることが多いです。私としては、絵に描いたような真面目ニンゲンのつもりですが・・・。と言っても、心当たりもあるので。
日テレさんが我が家にやってきた
日テレ「スッキリ」で地方移住の企画をするということで、取材クルーからTwitter経由(@c7local)で連絡が入った。地方移住を検討している人なんて、世の中たくさんいるのに、なぜ私?(汗)
行動力がないのに・・・
学生の頃、イギリスに留学して、世界15ヶ国以上を放浪してきた。国内も全国制覇したという経験を見て、私が行動力に溢れた人間だと誤解されることがしばしば。実際は、イギリスの留学先は、南端の田舎町でのんびり過ごしていただけ。世界を放浪といっても、計画立てたバックパッカーだったりします。
東京にいるときは、自宅からカフェ、カフェからカフェと小刻みに動くだけで生活圏からほぼ出ない。最近は二拠点居住を視野に小田原通いが増えた。たしかに過去を振り返ると、動いた距離は結構大きいかも知れない。それでも行動力があるとは違うような気がする。ただ、その他大勢の人と同じ行動をとるのは、あまり意味がないと思うタイプでもあります。
家族と一緒を最優先した結果
昭和生まれの私でも、就職した会社で定年まで働き続けるという選択肢は持っていなかった。結婚した時、子供が生まれた時、母親が亡くなった時、転職をしいる。子供が生まれた時は、夜なべする妻を支えるため残業のない会社に転職した。大阪の母が亡くなり父がひとりなった時は、家族を連れて大阪へUターン(大失敗だったけど)。
娘が東京の小学校に行きたいと言ったので、仕事を見つけて東京に戻った。ずっと営業職なので、極端に言えば、どんな会社だって働ける。商売に営業は必要なのだから。家族を優先、仕事はその次、これはこの先も変わらないと思う。
消耗する資源との戦い
40歳を過ぎた頃から、体力・精神、すべて資源がどんどん消耗していると感じる。中でも体力については顕著。階段での息切れはもちろんのこと筋力の衰えも痛感。ある時、同僚がトレーニングジムへ通っていることを聞きつけて、教えを請うことに。以降、筋トレとランニングを続けています。
おかげで消耗しきっていた思えた私の体力も少しは復活しました。体力とともに精神的な強さも取り戻しつつある。メタボと診断された私はもういない。くっくりと腹筋が割れて7キロを笑顔で走れるオヤジになった。
50歳から20歳の気持ちで生きる
人生100年時代、確かにそう。なので50歳からがんばっています。年間4万kmぐらいは動き回っています。近い将来、妻と一緒に小田原移住して、そこでシェアハウスを経営します。人生後半戦、楽しくやっていきます。
社会に出たら親友は出来ないのウソ
振り返れば私には親友がいなかった。小学校や中高時代にも友人と呼べる仲間すらいなかった。まして社会人になってから親友ができるなんて思ってもいなかった。だけど、それが間違いだってことをこの数年でわかるようになった。自分が歩みたい道が明確になった時、いとも簡単に仲間が集まり、やがて親友もできた。
自分が何者でもない時には友人すら出来なかった。自分の軸さえ明確になれば何歳になっても親友ができていく。大都会のシステムに同化して生きるだけなら、共鳴する人は現れなかったかも知れない。だけど自分の考えを伝え始めたら本当の友人が現れるようになる。
大学で講師を任されて
ある地方大学で経済学部の教授と意気投合したことがある。どうやら私の仕事に非常に興味を持って頂いたみたいだ。学生さんへの講義を依頼された。いやいや待ってくださいよ、と口では言ってみた。でも講義って面白そうだなと内心では思っていた。まさか100人以上の前で講義をすることになるとは。90分ほど時間を頂いたので
地方活性化を軸とした新規事業について熱く語った。
ちなみに講義の内容は、旅行会社が取り組む新規事業や環境エネルギーについて。あまかった知識はやると決めてから大慌てて繕った。出来るかできないかを考える前にまずはYesと言ってみる。これは特徴的な私かも知れない。
100冊以上の自己啓発書を読んでわかったこと
本を読むのが好き。ビジネス本や自己啓発書を貪るように読んでいた。
・非常識な成功法則 [ 神田昌典 ]
・金持ち父さん貧乏父さん改訂版 [ ロバート・T.キヨサキ ]
・人生の勝算 [ 前田裕二 ]
・革命のファンファーレ 現代のお金と広告 [ 西野亮廣 ]
・引き寄せの法則 [ マイケル・ロオジエ ]
・戦略は歴史から学べ 3000年が教える勝者の絶対ルール [ 鈴木博毅 ]
・エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする [ グレッグ・マキューン ]
・夢をかなえるゾウ[ 水野敬也 ]
・人生の100のリスト [ ロバート・ハリス ]
・「原因」と「結果」の法則 [ ジェームズ・アレン ]
・史上最強の人生戦略マニュアル [ フィリップ・C.マグロー ]
・思考は現実化する[ ナポレオン・ヒル ]など
たくさん本を読んでわかったこと。それは、行動しようってこと(笑)
ミニマリストという隠れ蓑
マイハウスもマイカーも所有していない。部屋はシンプル余分なモノがない。今は机すらない。断捨離とかミニマリストという言葉に憧れるとともに、自らもそっちの方向へ向かっていた。必要最小限のモノだけで生きる。
モノは所有しない。一見現代的で合理的に見える。だけど、本当にそうなのだろうか?
私の場合は正直事情が異なった。東京に暮らしているということが、そっち方向へ向かう大きな動機だった。家賃も駐車場もいったいいくら払えばいいんだ。東京では所有することも借りることもひたすらに厳しい。だったらミニマリストでいい。私はミニマリストを東京で暮らすための隠れ蓑として使っている。
地方移住する理由のひとつに所さん的住まいを手に入れるという野望もある。東京では世田谷ベースで有名な所さんのお住まいの近くに住んでいる。クラシカルな車が所狭しと並んでいるのが軒先から見えたりする。好きなモノに囲まれていやはや羨ましい限りだ。
とは言えこれは年収が数億以上の所ジョージさんだから可能なお話で一般ピープルには極めて難しい。でも、待てよ、地方だったら出来るんじゃないか。地方移住したら大きな書棚とリビングにはロングテーブルを置く。そして家の近所に大きな倉庫を借りて、フラワーアレンジメント専用のアトリエ(妻用)を作る。東京ではできないこと、すべて実現しようと思っている。
海外を連れてくるという発想
二十歳の頃、イギリスの田舎町で1年ほどホームステイしたことがある。右も左もわからない私にホストマザーのヴィヴィアンはいつも優しく接してくれた。同居していたギリシャ人のトーマスも、その後NASAに行ったスイス人のアリシアもすぐに仲良くなることができた。
愛のあるホストファミリーに恵まれたことで、イギリスで過ごした1年間は宝物の時間となった。移住先には世界中から友人を招きたいと思っている。たくさんの海外を訪れるよりも、たくさんの海外をおもてなししたい。それもささやかな夢だ。
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