DX検定に一発合格できました(@c7local) 会社もDX人材を求めているので評価プチ上昇。エキスパートレベルに達したらDX転職にも役立ちそう。一発合格するため勉強法、DX検定の概要や難易度をご紹介します。
DX検定とは?
デジタル・トランスフォーメーション(DX)人材の育成が目的
これからのデジタル・トランスフォーメーション時代を⽀える、IT先端技術トレンド(IT)とビジネストレンド(BT)、双⽅を理解している⼈財がいま、企業では求められています。その両⽅の知識レベルを検定するテストがDX検定™であり、企業のニーズから2018年7⽉に創設されました。
企業の新⼊社員研修、 IT関連サービスの営業⼈財の最新ITリテラシ教育などに最適な基礎的な⽤語学習から、更にはエンジニアなど実務でIT技術を活⽤している⼈財、経営企画⼈財などの先端技術・ビジネストレンド全般の知識⼒強化としても活⽤されています。
試験概要
・60分で120問の知識問題(多肢選択式)。
・Web受検(自宅、会社のPCまたはタブレットでの受検が可能)。
・後日(3〜4週間後)に検定サイトで結果(スコア)をダウンロード可能。
・合格すると認定委員会承認の「スコア認定証」が発行されます(PDFダウンロード)。
・ DXプロフェッショナルレベル、DXエキスパートレベルに認定された方には、以下の認定ステッカーが贈呈されます。名刺・プロフィールへの認定レベル掲載も可能です。
レベル認定
スコア800以上⇒「DXプロフェッショナル レベル」
スコア700以上⇒「DXエキスパート レベル」
スコア600以上⇒「DXスタンダード レベル」
(※レベル認定は2年間有効)
出題領域
IT先端技術トレンド(IT)の6分野とビジネストレンド(BT)の6分野
IT先端技術知識トレンド
AIとソフトウェア
IoTとハードウェア
ロボット技術等
ビッグデータとデータサイエンス
クラウドコンピューティングと開発
サイバーセキュリティとネットワーク
ビジネストレンド
次世代ビジネストレンド
戦略・理論(思想としてのIT)
業務(仕組みとしてのIT)
商品(商品としてのIT)
サービス(サービスとしてのIT)
IT機器(道具としてのIT)
DX検定3つのメリット
自己PR力アップ
DXを勉強しているだけで社内PRに(笑) 私の会社では、DXの自主勉強会があり、参加しているだけでアピールに。もちろんエキスパートやプロフェッショナルレベルに合格すれば名刺にも記載できるので、取引先へのアピールにもなります。またDX推進プロジェクトなども、DX検定に合格していれば選抜される理由付けになります。
転職力アップ
DX検定を受験している企業をみてもわかるように、名だたる企業や業界のリーディングカンパニーがDX検定を受験しています。これらの企業へ転職を考えているなら、もちろん合格しておくべきでしょう。
エコ検定とDX検定を持っている人では、どちらを採用したいと思いますか? 私ならDX検定の資格を持っている人を採用したいと思います。DXは企業にとって待ったなしの状況です。
ビジネス力アップ
DX検定の試験内容は、ビジネストレンドから出題されることが多いです。なのでアンテナを立てるだけでもビジネス力がアップします。DX検定を通して、リーディングカンパニーの最新サービスを学ぶこともできます。
DX検定の難易度
合格率
2022年3月公開の累計合格率(第8回DX検定結果含む)
800点以上 | DXプロフェッショナルレベル | 3.0% |
700点以上 | DXエキスパートレベル | 11.1% |
600点以上 | DXスタンダードレベル | 22.6% |
600点未満 | 未達 | 63.4% |
2021年8月公開の累計合格率(第7回DX検定結果含む)
800点以上 | DXプロフェッショナルレベル | 2.1% |
700点以上 | DXエキスパートレベル | 10.9% |
600点以上 | DXスタンダードレベル | 21.7% |
600点未満 | 未達 | 65.2% |
目標レベルとDX推進人材像
DX人財の評価指標として、DX検定のスコアと人材の役割が設定されています。
IPAの定義によるDX推進人材像と比較したDX検定での推奨レベル
DX検定 | 人材の呼称例 | 人材の役割 |
---|---|---|
850以上 (CDOは900以上) | プロデューサー | DXやデジタルビジネスの実現を主導するリーダー格の人材(CDO含む) |
800以上 | ビジネスデザイナー | DXやデジタルビジネスの企画・立案・推進等を担う人材 |
800以上 | アーキテクト | DXやデジタルビジネスに関するシステムを設計できる人材 |
750以上 | データサイエンティスト | DXやデジタルビジネスに関するシステムを設計できる人材 |
700以上 | UXデザイナー | DXやデジタルビジネスに関するシステムのユーザー向けデザインを担当する人材 |
650以上 | エンジニア/プログラマ | 上記以外にデジタルシステムの実装やインフラ構築を担う人材 |
DX検定初受験の感想
思っていた以上に難問だらけ、時間も短く感じました。試験前に過去問で8割程度は出来るようになっていましたが、それでも知らない用語がたくさん出てきました。勉強なしで合格するのは無理だと思いました。
ただ、DX検定に合格するだけなら直前の詰め込み勉強でも可能。と言っても10時間ぐらいは集中して勉強しないと厳しいかと思います。エキスパートレベル以上を目指すなら、関連用語や新たな用語理解も必要。
DX検定は、とにかく知識。関連用語の理解が最重要。うる覚えじゃなく、染み込むぐらいになっていれば上のレベルも狙えると思います。次回は、エキスパートにチャレンジします。以下は、初受験のDX検定認定書です。
DX検定の受験方法
申し込みから受験まで
個人の場合
1:以下のDX検定公式Webサイトの「受検申込」のページから申し込む
https://www.nextet.net/kentei/ifsj-itbt/
DX検定公式Webサイト
左下の「個人の方はこちら」をクリック
「お申し込み情報入力」をクリック
2:お申込み情報を⼊⼒とお支払い方法を入力します。
お⽀払⽅法は、クレジットカード、銀⾏振込み、コンビニ払い、楽天銀⾏払いから選択可能。
3:ご注⽂・お申込み確認メールが届きます。
4:公式Webサイトご案内の⽇までに、受検⽤のID情報等がメールで届きます。
検定当⽇は、この情報にしたがい、ログインのうえ受検して下さい。
法人の場合
1:以下のDX検定公式Webサイトの「受検申込」のページから申し込む
https://www.nextet.net/kentei/ifsj-itbt/
DX検定公式Webサイト
右下の「法人の方はこちら」をクリック
「法⼈の⽅のお申込みはこちら」」をクリック
2:「法⼈の⽅のお申込みはこちら」から、お問合せフォームに情報を⼊⼒。
3:「御⾒積書」「ご注⽂書」による⼿続き後、「受検⽤のID、パスワード」情報等が納品されます。
それらを対象者の⽅への配布。
4:検定当⽇、受検。
5:後⽇、請求書が送付されます。
オプションとして、企業ごとの組織分析あり。また50名様以上の団体受験の場合、企業別の検定実施⽇も設定可能。
開催日程
年2回開催(基本は1月、7月の指定日にWeb開催)
第11回DX検定
法人向け : 2023年7月6日(木)
個人向け : 2023年7月9日(日)
→受験申込
第10回DX検定
法人向け : 2023年1月26日(木)
(1)11:00~12:00、(2)13:00~14:00(60分間)どちらかに受検(予定)
個人向け : 2023年1月29日(日) 13:00~14:00(60分間)
第9回DX検定
法人向け : 2022年7月7日(木)
(1)11:00~12:00、(2)13:00~14:00(60分間)どちらかに受検(予定)
個人向け : 2022年7月10日(日) 13:00~14:00(60分間)
第8回DX検定
(法人) 2022年1月20日(木)、(個人) 2022年1月23日(日) ※第8回は、受検開始時刻事前選択方式
DX検定の勉強方法
DX検定に合格するには、最新ビジネストレンドの理解とDX用語の理解が必要。世の中のDXにアンテナを立てて、ひとつひとつ理解を深めていきましょう。
ぶっちゃけDXキーワード覚えるだけ
DX用語をマスター
とにかくDX関連用語を正確にひとつでも多く覚える。過去問題は完璧にマスターしておく。以下でご紹介するおすすめのDX参考書から1冊選んで、まずはその1冊をしっかりマスターしましょう。
あとは過去問を出来るだけ繰り返すこと。と言っても中々過去問をネットで拾うのも難しいと思うので、以下の記事を参考にしてください。過去問ベースでDX検定に出てくる用語をまとめています。↓
DXを体感する
机上だけでDXを学ぶのはもったいない。それにキーワードだけを学んでも、社会にどのように活かされているのかも実感できません。そこで重要になってくるのがDXの体感。会社のDXプロジェクトに参加するも良い。また最近はDX関連の展示会はリアル・オンラインを問わず開催されているので、ぜひ足を運んでみてください。
Japan IT Week 2022年
コロナ後、はじめてリアル展示館に行ってきました。「第31回Japan IT Week」は初日から大盛況、DXに関連したサービスを提供する企業が600社以上が出展。IoT関連サービス、LPWA、ロボット技術、チャットボットなど、DX系サービスが目白押し。DX検定で学んだキーワードが目に飛んで来るとともに、DXのサービスへの浸透ぶりを目の当たりにして、よりDXの重要性を認識した次第。
試験当日の回答ペース
試験は60分で120問。選択式で計算問題がある訳じゃないけど、時間的余裕は無し。1問30秒で回答する必要があるので、考え込んでいると、あっという間に時間だけが過ぎちゃいます。見直しをする時間はないので、基本的には集中して1発回答すべし。
とは言え、馴染みのあるDX用語だと10秒かからず即答できる。なので回答できるものは即答しつつ、質問の意図を読み違えないよう、質問は一度でしっかり読み込む。リズム良く回答していくのが試験当日のコツです。
おすすめの参考書
こちらはDX検定を主催する日本イノベーション融合学会ITBT検定委員会推薦の参考書でもあります。「いちばんやさしいDXの教本」は、その名の通り、いちばんやさしいです。DXとは?から始まって、事例豊富にDXを説明。横文字ばかりのDX用語を、やさしく伝えてくれるのでありがたい書籍。
ITに全く疎いのであれば、まずはこの本をご覧あれ。いい意味でざっくりとITトレンド用語が学べます。DX検定のためとなると心許ないかも知れませんが、イラストも多く学ぶキッカになる良書です↓
こちらもDX検定を主催する日本イノベーション融合学会ITBT検定委員会推薦の参考書です。わかりやすくビジュアルでがモットーで作られているんだと思います。ググるより、この本を横において勉強した方が効率が良いです。↓
DX検定のカンニング問題
オンライン試験だからカンニングできるじゃん!と思っている人も中にはいるようですが。そもそも、カンニングしてDX検定に合格したとしても、全く意味がありません。ビジネスで活用するのがDXなので、知識がないのに資格だけ持っていても、ビジネス現場で何も出来ませんから。
ちなみにDX検定は、最近話題になっているオンライン試験不正監視サービスや受験録画など、一切使われていません。なのでカンニングをしようと思ったら出来るのかも知れません。と言っても問題数から考えて、カンニングしている余裕は全く無いんですけどね(笑)
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