家族に反対されるのが普通
地方移住に限らず何か新しいことを始めようとした場合、ほぼ100%反対されることになる。まずはこれを理解しておかないと、より面倒なことにもなりかねない。地方移住が家族を思ってのことでも、家族は1ミリも理解していないし、理解しようともしないだろう。
なので、適切な伝え方をしないと話し合うことすら出来ないという状態に。これは私に限ったことかも知れないが、何事も決断後に妻に伝えている。社会人になってからは、引っ越しを伴う転勤も多い。福岡→名古屋→大阪→東京→大阪→東京とかなり大胆に移動している。
妻には本当に苦労をかけてきた。なので必ず妻を経済的にも社会的にも幸せにすると誓っている。だからという訳でもないが、私は妻に相談するという工程を飛ばすことが多い。反対するであろう妻に、わざわざ相談することが間違いのような気がするので。
とは言え、家族の周辺情報は事前にできるたけ収集している。親の介護や子供の進学などがあれば、それについては話が別なのでしっかりコミュニケーションをとっている。そうでなければ、海外移住するわけでもないので、どこに住むかを事前に相談しなくてもいいんじゃないかと思う。事前相談は反対されるのが落ちなので、事後報告の方がスマートな伝え方だと思う。
(追伸)私のブログとツイッターを見た日テレ「スッキリ」のスタッフから地方移住の取材を受けた。さすがに妻にも事情を説明しないとダメだったので、妻の反応を図らずも聞くことになった。以外にも地方移住は賛成派のようだ。これには、かなりホッとした。
とは言っても真面目なあなたへ
とは言え、あなたは真面目なので、しっかり家族の賛成を得たいというのなら伝える順番を注意した方がいい。同じ内容を伝えるにしても、順番を間違えると与える印象が全く異なる。奥さんの賛成意見を得たいのなら、奥さんがどのような考え方を持っているかを丁寧かつ慎重に探る必要がある。
地方移住について、もしかすると、過度なマイナスイマージを持っているかも知れない。それなら、移住先を提案するよりも、まずは、そのマイナスイメージを払拭しなくちゃいけない。移住候補地へ旅行に行って、現地の移住者からポジティブな感想を聞くチャンスを作るのもいいかも知れいない。
また大自然だけでなく、便利なショッピングモールやレストランなど、移住しても生活のレベルは変わらない。それがイメージできるところへ連れ出すのも良い。地方のコンパクトシティを移住先として意識しながら、奥さんとそっち方向の旅を続けていたS氏。地方移住の話をタイミング良く出したところ、うまく奥さんの賛成意見をもらえたと言っていた。自分から移住したいと言い出すより、地方の魅力を徐々に伝えてから一緒に住みたいと提案する方が、受け入れて貰える確率も高くなるのだろう。
移住後の具体的なイメージを
奥さんと一緒に地方移住するなら、移住後に奥さんがどんな暮らしをするのか、具体的にイメージできることが望ましい。例えば、既に東京から移住している料理研究家の家で料理を学ぶことが出来る。郊外のショッピングモールで日々の買い物が出来る。
ちょっと足を伸ばして、開湯1,300の歴史がある温泉を楽しめる。東京では考えられない金額で超快適なエステの施術が売れられる。新鮮な魚介料理や山の食材をお手頃価格でいつでも楽しめる など。現地で何ができるのかを具体的に伝えることで、相手の心が動くことがあると思う。
家族に移住先候補の正しいイメージを持ってもらうことを最優先に動こう。加えて事前に小トリップで、実際にその地を訪問したりすれば、きっと家族にも伝わると思う。
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