旅行会社勤務のワーケーションおたく(@c7local)です。
地方移住を迷っている人、今の仕事にストレスを感じている人、ワーケーションがおすすめです!
で、ワーケーションって何なの?
本記事では、ワーケーションの基礎知識やメリット・デメリット、始め方等をお伝えします。
ワーケーションすると、モチベーションが上がったり、発見や出会いがあったり。ぜひあなたのワークスタイルにもワーケーションを!
ワーケーションとは?
先日、湯河原で美食と温泉を楽しみながらワーケーションしてきました。
とても素敵な旅館で、そこにいるだけでワクワク、仕事も頗る捗りました!
ワーケーションでストレスが37%減少、生産性20%向上というデータも。
旅先でアクティビティを楽しみながら、仕事もしっかり。つまりは今流行りのワーケーション。
観光庁によるとワーケーションは、以下のように定義されています。
Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。
テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすこと。
出典:観光庁ホームページ
それでは、実際にワーケーションにおけるメリットやデメリットを見ていきましょう。
ワーケーションの歴史
ワーケーションは2000年代にアメリカで休暇と仕事を組み合わせて時間を有効活用する目的でスタートしました。
リフレッシュ効果もあるワーケーションは、その後一気に普及し、日本には2017年頃から利用する企業が出始めました。
ワーケーションの概要
企業が導入したり、個人でも率先して行っているワーケーションが「福利厚生型」「地域課題解決型」ですね。
昔から行われているワーケーションは「合宿型」
新たなワークスタイルとして「サテライトオフィス型」のワーケーションも増えてきました。
海外と日本のワーケーションの違い
日本は仕事主体の短期ワーケーションが多く、欧米では余暇主体の長期ワーケーションが多いです。
また日本は、地域との関わりを重要視する傾向にありますが、欧米はノマドワーカーとの交流が軸になっている感じです。
ワーケーションのメリット・デメリット
ワーケーションもメリットだけじゃない。デメリットを事前に確認して対策を練っておきましょう。
参加者
・ワークスタイルの増加
・リフレッシュ効果やモチベUP
・長期休暇を取得しやすい
・偶発的な出会いやヒラメキ
・業務効率が向上する
・テレワークが原則必須
・会社が認めないことも
・費用負担が発生する
・業務上のセキュリティ
企業
・仕事の質が向上する
・想像力やアイデアの醸成
・離職率の低下につながる
・地方活性化への寄与
・有給休暇取得の促進など
・運用コストがかかる
・情報漏洩リスクの拡大
・労務管理が複雑化
・旅先での事故など
提供者(受け入れ側・地域等)
・観光コンテンツとしての経済効果
・関係人口を創出できる
・移住者獲得につながる
・遊休施設の有効活用
・企業誘致につながる
・コワーキングスペース等の整備が必要
・域外企業に成果を奪われることも
・運営スタッフが集まらない
・地域全体での理解が足りないことも
ワーケーションの種類
観光庁が推進するワーケーションやブレジャー(ブリージャー)等の種類は、以下の5種類に分類されています。
福利厚生型(休暇型)
福利厚生型のワーケーションは、企業が有給休暇の取得促進など、福利厚生を目的に行っている場合が多いのが特徴です。
日本においてワーケーション導入のきっかけになったのが、この福利厚生型(休暇型)のワーケーションです。
地域課題解決型
地域課題解決型ワーケーションは、地域関係者との交流を通じて地域課題の解決策を共に考えるワーケーションです。
地方企業が副業人材を登用するタイミングで行われるケースも増えています。
合宿型
合宿型は、リゾート地など通常の業務環境とは異なる場所で会議や研修等を行います。
最近はチームビルディングや新しいアイデアの創出などに活用されるケースが増えています。
サテライトオフィス型
サテライトオフィス型ワーケーションは、会社が設定しているサテライトオフィスや一般的なシェアオフィス、コワーキングスペースを利用してテレワークする形態です。
ブレジャー(ブリージャー)型
ブレジャー(ブリージャー)は、Business(ビジネス)とLeisure(レジャー)を組み合わせた造語です。
出張先で滞在延長するなどして、余暇を楽しむタイプのワーケーションです。
ワーケーションの始め方
ワーケーションも慣れが必要だったりします。
いきなりロングステイで始めるより先ずは週末を利用したショートステイワーケーションがおすすめです。
最初は近場で仲間数人と短期間ワーケーションがおすすめ
ワーケーションを始める際のヒント
まずは目標設。だけど「目標は低く」
最初は週末を利用して「行きたい場所+ぷち仕事」ぐらいのラフなワーケーションでOK。あれも、これもやろうとせず、ワクワクする場所に行く、それだけで良い。
慣れてきたらロングワーケーションしたり、仲間と一緒に合宿ワーケーションしたり、地域課題解決型のワーケーションに参加したりと、幅を広げていけば良いと思います。
ワーケーションを予約する
始めてのワーケーションは休暇フォーカス型がおすすめ。
滞在先で仕事環境が確保できるかを確認し、あとは旅行感覚で行き先・宿泊先を決めればOK。
あなたが日頃使っている予約サイトで「ワーケーション」「リモートワーク」というキーワード入れて、宿泊先をリサーチしましょう。
楽天トラベル
ホテル料金比較サイト「ホテルズコンバインド」
JALで行く
ワーケーションの導入事例
JAL(日本航空)
ワーケーションの先進的な事例として真っ先に取り上げられるのがJAL。
2014年在宅制度のトライアルでスタート。改善を繰り返してきた先達の事例に学ぶべきことが多い。
長期休暇を取ることによる抵抗感や、復帰後の業務量が増えることへの不安を軽減することができ、結果として間接部門社員の有給休暇取得率を向上させることができました。
引用元:観光庁「「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー」JAL
ユニリーバ・ジャパン
ワーケーション力=企業力と感じた事例。2016年に新人事制度「WAA(Work from Anywhere and Anytime)」を導入。平常時からリモートワークを無制限に可能としています。
「WAA」がスタートして5年が経とうとする現在、実施率はほぼ100%となっています。「WAA」はすでにユニリーバでは欠かすことのできない仕組みとなり、企業のスピリットを象徴する働き方として浸透しています。
引用元:観光庁「「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー」ユニリーバ・ジャパン
セールスフォースドットコム
2015年に南紀白浜にサテライトオフィスを開設。地域と密接に関わる新しい働き方は、その後白浜町へ進出する多くの企業の道標となっています。
白浜オフィスの生産性が上がった理由は色々あるのですが、多分自分の働く意義を見つめ直した結果だと感じています。仕事とプライベートがうまく絡み合っている状態を私はワークライフインテグレーションと呼んでいます。
引用元:観光庁「「新たな旅のスタイル」ワーケーション&ブレジャー」セールスフォースドットコム
ワーケーションのおすすめ本
どこでもオフィスの時代 人生の質が劇的に上がるワーケーション超入門
「ワーケーションの教科書」よりも、断然おすすめなのが「どこでもオフィスの時代」 前者は堅苦しい学術書、後者はワクワクする実践書でした。
・ワーケーションの概要が学べる
・事例豊富で読んでいてワクワクする
・独立研究者 山口周さんのコラムが良い
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